『縮毛矯正』『髪質改善』『ストレートパーマ』『酸性ストレート』『酸熱トリートメント』。
最近では単純に『ストレート』と呼ばれることもあります。
髪を綺麗にするメニューには、本当にたくさんの名前があります。
美容室によって呼び方が違ったり、同じ名前でも施術内容が違ったり。
お客様からすると、
「結局、何が違うの?」
そう思うのも無理はありません。
実際、カウンセリングでもよく聞かれる質問です。
もちろん、僕自身が取り扱ったことのないメニューもあります。
ですので今回は、「これが正解です。」という話ではありません。
あくまで一人の美容師として、僕自身がどのように解釈しているのか。
そして、なぜORDYでは『髪質改善縮毛矯正』というメニュー名にしているのか。
そんなお話を書いてみようと思います。

そもそも、名前が増えすぎた。
僕が美容師になった頃と比べても、ストレートメニューの名前は本当に増えました。
昔は「縮毛矯正」と「ストレートパーマ」くらいだったものが、
髪質改善、酸性ストレート、酸熱トリートメント、髪質改善ストレート…。
薬剤の進化や新しい技術が生まれるたびに、新しい名前も増えてきました。
もちろん、それぞれに意味があります。
ただ、お客様からすると違いが分かりづらくなってしまったのも事実です。
実は美容師同士でも考え方が違うことがあります。
だから僕は、「この名前だから良い」「この名前だから悪い」という話ではないと思っています。
僕なりに、それぞれのメニューを整理すると
ここからは、あくまで僕自身の考え方です。
美容師さんによって考え方は違いますし、メーカーさんによっても定義は異なります。
その前提で読んでいただけると嬉しいです。
縮毛矯正
縮毛矯正は、髪のクセをまっすぐに整える技術です。
薬剤と熱の力で髪の形をコントロールするため、クセ毛に対して最も効果を実感しやすい施術だと考えています。
その一方で、美容室の技術の中でも特に難易度が高く、美容師の知識や経験によって仕上がりが大きく変わる技術でもあります。更に美容師の中でも好き嫌いがあると思っています。僕は好きな技術ですが中には矯正やりたくないなぁと思っている美容師さんもいますね。
だからこそ、お店選びや美容師選びがとても大切になるメニューだと思っています。
髪質改善
僕は、「髪質改善」はメニューではなく考え方だと思っています。
髪をより扱いやすく、より綺麗に見せるためのアプローチ全体を指す言葉です。
そのため、美容室によって内容はさまざまです。
トリートメントを髪質改善と呼ぶお店もあれば、縮毛矯正を含めて髪質改善と呼ぶお店もあります。
だから「髪質改善」という言葉だけでは、何をするメニューなのかは判断できません。
が、基本的にはカラー材寄りの髪質改善と縮毛矯正剤寄りの髪質改善があると感じています。一般的なトリートメント施術よりは効果実感が高く長持ちするように感じます。
ストレートパーマ
本来のストレートパーマは、パーマを落としたり、ボリュームを抑えたりするためのメニューです。
そのため、強いクセ毛をしっかり伸ばすことは得意ではありません。
ただ、現在では縮毛矯正が一般的になったこともあり、「ストレートパーマ」という名前でも縮毛矯正に近い施術を行っている美容室もあります。
これも、お客様が混乱してしまう理由の一つだと思います。
ORDYでも『チューニング』というメニューでいわゆるストレートパーマを行っています。縮毛矯正をするほどでもないが、少しボリュームを落としたい。そんなお客様に意外と需要のあるメニューだと感じています。
酸性ストレート
酸性ストレートは、クセを伸ばす技術の名前というより、薬剤の性質を表す言葉です。
酸性領域の薬剤を使うことで、髪の状態によっては負担を抑えながら施術できる場合があります。
ただ、「酸性だから傷まない」というわけではありません。
髪質によって向き・不向きがありますし、アルカリ性の薬剤を選んだ方が綺麗に仕上がるケースもあります。
僕自身も酸性ストレートは選択肢の一つとして考えていますが、「酸性だから選ぶ」のではなく、その髪に合っているかどうかを大切にしています。
酸熱トリートメント
酸熱トリートメントは、トリートメントによって髪のまとまりやツヤを良くする施術です。
軽いうねりや広がりが落ち着くことはありますが、縮毛矯正のようにクセそのものを伸ばす技術ではありません。
そのため、「クセを真っすぐにしたい」という方には、期待していた仕上がりにならない場合もあります。
一方で、ダメージによるパサつきやツヤ不足が気になる方には、とても相性の良い施術だと思います。
こちらに関しては僕自身が取り扱ったことがないので正直よくわかりません。
だから僕は、名前よりも「目的」を大切にしています。
ここまで読んでいただくと分かるように、どのメニューにも役割があります。
どれが一番優れているという話ではありません。
大切なのは、
「その方が何に悩んでいて、どうなりたいのか。」
そこに合わせてメニューを選ぶことだと思っています。
クセを伸ばしたいのか。
ツヤが欲しいのか。
広がりを抑えたいのか。
毎朝のアイロンを楽にしたいのか。
同じ「髪を綺麗にしたい」というご希望でも、答えは一人ひとり違います。
なぜORDYでは「髪質改善縮毛矯正」なのか
ORDYでは、「クセを伸ばすこと」と「髪を綺麗に見せること」は切り離せないと考えています。
クセだけ伸びても、毛先がパサついて見えてしまえば満足していただけません。
逆に、ツヤだけ出ても、毎朝アイロンが必要なままでは、お悩みは解決したとは言えません。
というか、クセが強い状態では髪が艶々に見えません。髪の艶というのは光の反射なので、光が綺麗に反射するような状態があってこその髪質改善だと思っています。
僕が目指しているのは、
「自然にまとまって、毎日が少し楽になる髪。」
そのためには、クセを整える技術と、髪を綺麗に見せるための考え方、その両方が必要です。
そしてその両方を兼ね備えた施術が、技術と薬剤の進化により可能になってきました。従来の縮毛矯正よりも本当に柔らかく、艶々に、さらにその艶が持続するような縮毛矯正が出来るようになってきたのです。
だからORDYでは『髪質改善縮毛矯正』という名前にしています。
流行りの言葉だから使っているわけではありません。
僕自身が目指している仕上がりを、一番表現できる言葉だと思っているからです。
最後に
この記事は、あくまで僕自身の考え方を書いたものです。
美容師によって考え方は違いますし、それぞれ得意な技術も違います。
だから正解は一つではありません。
ただ一つ言えるのは、メニュー名だけで美容室を選ぶよりも、
「この美容師は、どんな考えでこのメニューを提案しているのか。」
そこまで知った上で選ぶ方が、きっと納得できる結果につながるということです。
もしこの記事を読んで、「自分にはどれが合っているんだろう?」と感じた方は、お気軽にご相談ください。
髪質やライフスタイル、ご希望をしっかり伺った上で、あなたに合った方法をご提案させていただきます。


